今さら聞けない!ブログ初心者の筆者がGoogle アナリティクスを導入してみた。
ブログ立ち上げ初心者の筆者にとっては
「今の時代はこんなことも個人で出来てしまうのか」
という驚きを隠せなかった『Google Analytics』。
このWEBアクセス解析ツールの『Googleアナリティクス』の導入方法を今さらながら解説します。
特にここははてなブログなのではてなブログ用に合わせて出来ればいいなと。自分が忘れ無いようにの備忘録の意味も込めて。
今さら聞けない!はてなブログでGoogleアナリティクスを導入する方法
ざっくりと言ってしまうと、手順としては
- トラッキングコードの取得
- トラッキングコードの設置
以上の2ステップで皆さんのブログのアクセス解析が始められます。
それでは順を追ってやっていきましょう!
そもそもGoogle アナリティクスを始めるには?
WEB解析をしてみたい!という方に必須のこのツールですが『Googleアカウント』を持っていなければ何も始まりません。
ここはGoogleアカウントをさくっと取っちゃってくださいね。Googleさんのホームから登録できます。
ここでは、「Google アカウントを取得しました」という前提で話を進めていきます。
トラッキングコードの取得方法
① Google アナリティクス公式サイトへ。[公式サイトはこちら](http://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/)
そこで右上の「ログイン」をクリックします。
② Google アカウントにログインします。
ユーザー名のところには自分のGmailのアドレスを入力します。 パスワードはアカウント作成の際に設定したパスワードです。
③ ログインした後、「お申込み」をクリック。
④ コード取得の為に必要な項目を入力していきます。
アカウント名 | 希望のアカウント名を入力します。 |
ウェブサイト名 | サイト名やブログのタイトルを入力します。 |
ウェブサイトのURL | http:// は省略可能となっています。 |
業種 | ブログの内容に近いものを選択肢の中から選びます。 |
レポートのタイムゾーン | 「日本」を選択。 |
データの共有設定 | 初期設定でOK。 |
以上6項目を入力し終えたら、「トラッキングIDを取得」をクリックします。
⑤ 利用規約確認画面が出てきます。
左上の国選択の部分を「アメリカ合衆国」から「日本」に変更し、「同意する」をクリックします。
⑥ コードの取得が完了!お疲れさまでした!
すると↑のような画面が出てきます。
トラッキングIDとトラッキングコードが取得出来たので、これに引き続き自分のサイトやブログに設置していきましょう!
Google Adsense
トラッキングコードを設置する。
さて、ここからははてなブログ上での操作になっていきます。
まずははてなブログのトップページへ。
そこから自分のブログの「設定」のページへ飛びます。
そして設定のページの「詳細設定」へ。
画面をスクロールしていくと「解析ツール」という欄に「Google Analytics 埋め込み」という項目がありますので、 ここに先ほど取得したトラッキングIDをコピペで良いので入力していきます。
最後に一番下の「変更する」を押して完了です。お疲れさまでした!
注意事項
このツールは反映されるまでに少し時間がかかるようですので、即解析!というわけにはいきません。
そこだけ注意すれば、あとは、自分のサイトやブログの解析・改善に役立てるかと!
何か便利な使い方、まとめていけたらと思います。私自身も感動してますから。アナリティクス。
終わり。
論語の名言に学ぶ。口八丁に注意しよう。
時間の淘汰を受けて尚私たちの生活や社会問題を見抜いている「論語」。
その言葉ひとつひとつは現代の私たちに活きるものばかりです。
そんな論語の言葉を少しずつ紹介していくコーナー。今回は口八丁に注意!ていうお話。
口八丁に注意!論語の名言に学ぶ。
子曰く、巧言令色には、仁鮮なし(すくなし)。
(現代語訳)孔子は言った。口が上手で、人に媚びた表情を見せる人間に、仁の徳のある者は滅多にいない。
口下手でも大丈夫。仁義を尽くそう。
以前、ある家電量販店でネット通信の申し込みに言った時にまさにこんな人が接客をしてくれました。
愛想笑いというのが目に見えて分かる。案内の途中も作り笑い。見ていて気持ちが落ち着かなかった。
まさにこの巧言令色というのは、こんなにも人を不愉快な気持ちにするのかと驚いた出来事です。
口は災いの元。
よく「ぺちゃくちゃと喋る人は、自分の無能さを表しているようなものだ」と言います。
筆者もそれには激しく同意で、その道の本当の意味で通じている方は、説得される必要は無いから
聞いた本人の判断に委ねますというスタイルがその言動から伝わってきます。
私もまだまだ自分の知識を出そう出そうとしている面があり、客観的に見たら「多分気持ち悪いだろうな」 と思うことがあったりします。
自戒の意味も込めて。口は災いの元。
取り組みやすいといったら「漫画」です。これは最初に読んだ論語の本です。これを読んで上の本を読んで、最後にもう少し難しいもの読んでみるというのが順番として適切かと思います。
これも名著ですよね。論語をビジネスの場に活かした本です。
孔子の名言は身体で受け止める。
ただただ読むだけでなく、それを染み込ませ、身体で「あ、そういうことか」という瞬間を実感する。そういう繰り返しが、本当の意味での「生きる知恵」になっていくかと思います。
また定期的に更新していけたらと思います。では!
【過去記事はこちら】
タイムズカーシェアを3ヶ月使ってみての感想。料金安いし手軽で簡単、おすすめと言えます。
月に1度のペースで3ヶ月程利用してみた感想を使い方の写真と一緒にお届けできたらと思います。
結論としては
・ そんなに使用頻度が無い
・ 車種にこだわりが無い
・ 月に1度くらいは運転の機会があるかも
こんな人にはとってもおすすめなサービスじゃないかなと感じています。
タイムズカーシェアリングを実際に使ってみた!
まずはネットから予約を行います。
住所や駅名、ステーション名等色んな条件で探せますので、それらを使ってまずは検索をかけます。今回は千葉県の佐倉駅のを使っていきたいと思います。
画面を進めるとこういった感じで、マップ上にカーシェア対応のタイムズが表示されますので、使いたいステーションをタップします。
詳細をタップすると詳細な住所や車種を確認出来ます。
予約に進むと、日付を指定し、空いているかどうかが表示されます。ちなみに今日はこのあと空いているみたいですね。
車種はどれくらいあるの?
これはステーションにより異なるのですが、公式HPにはかなりたくさんの車種が載っています。
ちなみに筆者が3ヶ月程利用して、乗ったのはフィットとデミオでした。特に今回使用したフィットは最新の型なのか(すいません車にあまり明るく無い者で) 機能性も抜群でした。
気になる料金は?
料金も車種により異なりますが、一般的な車は15分206円、高級車は15分412円です。
ので例えばニッポンレンタカーなどで借りるのか、タイムズで借りるのかは乗る時間にもよりそうです。
ガソリンを入れなくて良い!
これがタイムズの安い秘密だと思います。ガソリンを入れずに返しても大丈夫なんです。
一応スタートガイドには、「半分以下になったらガソリン入れるの手伝って」と書いてあるのですが、
ガソリンを入れるとその分料金から割引されたりとそういう措置があるようです。
筆者は一度もガソリンを入れたことがありません。のでかなり安い。
保険もバッチリ!
大手レンタカーと同じくプラスでのオプションにはなってしまいますが、もし事故を起こしてしまった時の保険もあります。
200円程で使うたびに入るタイプのようです。
予約完了!実際に運転してみる。
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予約を完了するとメールにてこのように予約内容の詳細が届きます。
では、実際に運転してみましょう!
まずは到着、入会した時にもらえるタイムズのカードを使って車の施錠を外します。
中に入り、助手席の部分に鍵がありますので、「返却」から「貸出」に回してレンタルスタートです!
ちなみに、10分前からレンタルは可能となっており、直前になると予約開始までもう少しですというメールも届きます。
貸出にしたらスタートです!便利なことに、「ネットで最初から行き先をナビに設定できる」のですぐに運転可能です。
運転終了!
運転が終わったら返却です。タイムズは乗り捨ては出来ません。そこは注意してください。
返却の際はカーナビに「Timesメニュー」「返却地案内」とあるのでそこをタップし、もとあった場所に戻ります。
手順は貸出と逆です。最初にキーを助手席の部分に返し、「貸出」から「返却」に戻します。
忘れ物が無いか確認をして(特にETCカード!)外に出て、タイムズのカードで施錠をかけて完了です。
最後に車の前に重石をおいて、お疲れさまでしたー。返却が終わるとメールが届きます。
実際に利用してみて
本当に簡単・快適だなと思います。車も全て禁煙仕様なのでタバコが気になるという人にもおすすめ。
あとは、注意を何点か。
タイムズのシールが貼ってある。
タイムズのカーシェアの車は、後ろの部分にタイムズの黄色いシールが貼ってあります。
ので道端でそのシールを見かけると親近感が湧きます。笑 あとはそのシールがダサくて嫌だという人にはこのサービスは向かないかもしれません。
予約時間は長めに取る!
これ、本当に大事です。3回中2回もこれで焦る羽目になりましたので。
一応「延長」という機能がついているのですが、オンライン上の予約のため、「次に予約が入ってしまっている場合出来ない」んです。
筆者も、予想外の渋滞に巻き込まれて返却予定の時間に間に合うか微妙の為、余裕を持つ為に延長をしようとしたら出来ない。
え、なんで?!と思ってネットを見たら既に次の予約が入っていたからでした。怖い・・・。
料金の請求は乗った時間分だけしかきません。ので、長めに取っておいて損はないかと思いますので是非これだけは気をつけると良いかと思います。
まとめ
かなり良いです!特に都心で暮らしている人は良いのでは?「車使いたいけど、ガッツリ借りるっていう感じでも無い利用時間だし」という時に特におすすめしたいです。
終わり。
論語の名言を現代語訳その2。親や兄弟を思うことが人の根本に関わる。
有子曰く、其の人となりや、孝悌にして、上を犯すを好む者は鮮(すく)なし。
上を犯すを好まずして、乱を作すを好む者は未だ之れ有らざるなり。君子は本を務む。
本(もと)立ちて道生ず。孝悌なるものは、其れ仁の本(もと)たるか。
(現代語訳)
有子は言った。その人柄が、親や兄弟思いで、社会で目上の人にたてつく者はまずいないであろう。
目上の人にたてつくことを好まない者が、社会を乱すような騒ぎを起こすことはこれまであったことはない。
君子(立派な人格を持つ者)は根本のことに努力する。
何事も根本がしっかりすると、その先は自然と生じていく。
親思い、兄弟思いということが、人の仁の根本であろう。
論語の名言が語る、根本の大切さ
物事の根本がしっかりしなければ、何事もうまくはいきません。
生活で言えば思想や哲学、教育で言えばその学校の教訓と言ったところでしょうか。
そしてこの論語では、人としての根本として、仁徳の根本である親思い、兄弟思いを挙げています。
親を思うということは、先祖や、その生まれた家系を思うことに繋がっていきます。
自分の生まれた土台をしっかり認識し、思うことで、物事が自然とうまく進んでいくのでしょう。
論語を読みたい!そんな時におすすめな解説本は?初心者にも!
論語はもちろん原文は漢文です。 しかし最初からそれを読み込むのは大変な労力を必要とします。未だに原文を読んだことないですし、私も。 そんな時におすすめなのが「漫画」だったり「現代語訳と解説がセットになっている」本です。
中でもいくつかオススメを紹介します。
これは書き下し文・現代語訳・解説が載っており、すごくわかりやすいかと思います。 しかも1日一つというペースになっているので、すごく取り組みやすいかと。 筆者が投稿しているのもこちらの書き下し文を参考・引用させていただいてます。
取り組みやすいといったら「漫画」です。これは最初に読んだ論語の本です。これを読んで上の本を読んで、最後にもう少し難しいもの読んでみるというのが順番として適切かと思います。
これも名著ですよね。論語をビジネスの場に活かした本です。
孔子の名言は身体で受け止める。
ただただ読むだけでなく、それを染み込ませ、身体で「あ、そういうことか」という瞬間を実感する。そういう繰り返しが、本当の意味での「生きる知恵」になっていくかと思います。
また定期的に更新していけたらと思います。では!
【過去記事はこちら】
分かりやすい!国会参考人質疑、弁護士伊藤真氏発言全文文字起こししてみました
こちらの質疑での発言がすごく今の問題点やこれからどうするべきなのかということを分かりやすくまとめてくださっています。
文章だけではなく、そのスピーチの仕方も私たちにとってものすごく参考になるので動画で見てみてください。
それではその全文です。(誤字脱字あれば随時修正致します)
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伊藤真でございます。今回の安保法案が、今の日本の安全保障にとって適切か、必要か、そうした議論はとても重要だと思います。しかし、そもそも憲法上許されているのか否か、この議論が未だ充分になされているとは思えません。どんな安全保障政策であろうが、外交政策であろうが、憲法の枠の中で実施すること。これが立憲主義の本質的要請であります。憲法があってこその国家であり、権力の行使である。憲法に語る者にたいして、往々に、「軍事の現場を知らない」「憲法論は観念的で」という風によく批判されます。
しかし、不完全な人間が、実行する現場、そして、現実、これを人間の叡智であるところの、いわば観念の所産であるところの憲法によってコントロールする。まさにそれが人類の叡智であり、立憲主義であります。
憲法論がある意味で観念的で抽象的なのは当然なことであります。現場の勢いや感情に任せて人間が過ちを犯してしまう。それをいかに冷静に知性と理性で縛りをかけるか、事前にコントロールするか、それがまさに憲法論の本質と考えています。
憲法を無視して、今回のよな立法を進めることは立憲民主主義国家としては到底有り得ないことです。国民の理解が得られないまま採血を強行して法律を成立させることなどあってはならない、そう考えます。
本案は国民主権民主主義、そして憲法9条、憲法前文の平和主義、ひいては立憲主義に反するものでありますから、直ちに廃案すべきと考えます。
国防や安全保障は、国民にとって極めて重要な政策課題であります。ですからその決定事項に従う為には、それを決定する国会に民主的正当性、これが無ければなりません。憲法はその冒頭で、
『日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し』
と規定しております。なぜ正当な選挙が必要なのか。それはそこでも多数決の結果に賛成できない国民であっても、この権力の行使を受けざるを得ません。それに納得出来る手続きが保障されなければならないからです。
仮に結論に反対であったとしても、主権者国民から選出された代表者が、充分に審議、討論して、その問題点を明確にした上で成立した法律なので、仮に結論にたいして反対の立場であったとしてもとりあえずは従う、ということであります。国会における法律制定という、国家権力の行使を制度化する為には、どうしても2つの事が必要であります。
ひとつは、『正当に選挙された代表者であること。』もうひとつ、『充分な審議によって問題点を明確にしたこと。』残念ながら共に満たされていないと考えます。
現在の国会は衆議院については2011年、2013年、参議院については2012年、2014年とそれぞれ、二度も、毎年最高裁判所によって”違憲状態”と指摘された選挙によって選ばれた議員によって構成されております。言わば国民の少数の代表でしかありません。これは異常であり、違憲状態国会とも言えるものです。まあこの瞬間全てのみなさんを敵に回してしまったような気がするんですが。
そこで、安保補正、国民の生活の根幹に関わるような法律を制定しようというわけですから、憲法判断いおいて最高裁を尊重する、というのであれば、まずは最高裁が指摘するように議員定数、これを憲法の投票活動の平等の要請に合わせて正す。民衆が機能するようしてからこうした議論をするのが筋、ではないかと考えます。
このように、代表民主制としても正当性を各国会でもある場合、主権者国民の声を、直接聞くことが不可欠と考えます。連日の国会前の抗議行動、全国の反対集会、デモなどを始め、各種の世論調査の結果で、国民がこの法政に反対であることは周知の事実となっております。
自分達の生活が根底から覆されるのではないかと、危機感を抱いている生活者であり、また主権者であり、憲法制定権者の声であります。国会議員にとっては自分達を選出し、権力行使の権限を授権してくれた主人の声。実際に声を上げている人々の背後に、思いを共有する人々がどれほどいるであろうか。
民を尊重する政治家ならば、想像力を発揮すべきだと考えます。”違憲状態”という異常な国会であるからこそ、国民の声に謙虚に耳を傾けなければならない、そうでなければ民主国家とは到底言えないでしょう。
もちろん参議院で審議を継続しているにも関わらず、60日ルールを使われてしまうようなことは民主制の議会制民主主義の否定であり、あってはならないことだと考えます。民主主義では多数決によって物事が決定します。
しかし少数意見、反対意見を充分に聞き、審議を尽くした、と言える審議討論の過程こそが多数決の正当性を担保するものであります。充分に審議を尽くすことで問題点を明確にし、それを国民に示すことで次の選挙の際の国民の判断材料を提供するわけであります。
充分な議論も尽くさずに次の選挙の審判を受ければ良い、などと言う考えは、民主主義を全く理解していないものと考えます。国民は、国会で充分に議論が成されたからこそ、そこでの考えが自分と違っていたとしても一旦は納得し、従います。
この国民の「納得感」こそが民主主義を支える重要な要素であります。国民と納得と支持に支えられて自衛隊は活動します。国民の納得と支持が不十分なままで他国民の殺傷行為を国の名前で行う、もしくは自衛官個人の判断で行う、ということになると、それは国民にとっても、また現場の自衛官にとっても、「悲劇」としか言いようがありません。
では、「不安を感じている国民も理解できるような十分な審議が尽くされた」と言えるでしょうか。各種世論調査によっても国民の理解が進んではいないと指摘されております。何事にもメリット・デメリットがあるはずですが、政府の方からこの法案についてはメリットの説明しか無いように思えます。
デメリットをどのように克服するかの議論が全くなされていないと感じるからこそ、国民は不安になり、反対するのではないでしょうか。例えば政府は「戦争に巻き込まれることは無い」という。また、戦争法という呼び方を批判されます。
しかし、例えば集団的自衛権を考えた場合、たとえ要件を解釈で厳格に限定したとしても、その効果は、日本が武力攻撃されていない段階で、日本から先に相手国に武力攻撃することを認めるものです。敵国兵士の殺傷を伴い、日本が攻撃の標的となるでありましょう。これは、日常用語では「これは戦争」と言います。
こうして戦争に巻き込まれるというデメリットを超えるメリットがある、ということを何ら説明されていません。「徴兵制は、憲法18条に反するから全く有り得無い。」と言います。憲法18条で、意に反する苦役に服させられないとありますが、しかしこれは公共の福祉で制限出来ると解釈されているものです。ということは、必要性・合理性が生じたならば、徴兵制も可能、ということを意味します。
サイバー対策の為のIT技術者、輸送医療、法務など、必要な人材の確保に窮した時でも、限定的な徴兵制すらあり得ないと言い切れるのでしょうか。集団的自衛権の解釈でやってみせたように、これまでの政府解釈を「状況が変化した」ということである日突然変更してしまうという可能性を否定出来ません。
抑止力を高めることが、国民の命と、幸せな暮らしを守ると言います。しかし、軍事的抑止力を高めることで、より緊張が高まる可能性があるはずなのですが、その説明はありません。他にも立法事実があるのか、自衛隊と国民のリスクはどうなるのか、後方支援がなぜ他国の武力行使と一体化しないのか、海外で自己保存以外の武力行使が許されるのか、根拠はどこにあるのか、他国軍の武器・防御が許される法的根拠は、自衛官が海外で民間人を誤射してしまった際の処理等、他にも不明な点が山積みであります。多くの国民の疑問を残したまま、強引に採血を強行してはなりません。憲法は国民が自らの意思で、国家に一定の権限を与えて国家権力を制御する為の道具であります。
憲法はその前文で、『日本国民は、この憲法を確定した。』と言っています。何の為か。『わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し』とあります。つまり二度と政府に戦争させない、その為にこの憲法を作ったわけです。
そしてその具体的に、明確にするために憲法9条を置きました。憲法は初めから、政府に戦争をする権限など与えていません。そこでの「戦争」は武力の行使、武力の威嚇を含む概念であります。すなわち憲法は、政府の裁量で武力行使、つまり戦争を始めることを許してはいないのです。そこで憲法の外にある国家固有の自由権というものによって、「自国が武力攻撃を受けた時に限り」の個別的自衛権だけを認めることにしてきました。
この個別的自衛権は、日本への武力攻撃が行われた時に行使されますから、これは客観的に判断できる基準であります。しかし、集団的自衛権は他国への武力攻撃を契機とし、政府の判断で行使されるものであり、限定的な要件を立てたとしてもその判断を政府の総合的な判断に委ねてしまう以上、政府に戦争開始の判断を与えることに他なりません。これは日本が武力攻撃を受けていないにも関わらず、政府の行為によって、日本から戦争をしかけていることになります。日本が攻撃されていないのですから、攻撃する場所は日本の領土外、つまり外国であります。
この結果、外国で敵国兵士が殺傷され施設が破壊される。これは「自衛」という名目の海外での「武力行使」そのものであり、交戦権の行使に他なりません。憲法9条1項に反し、交戦権を否定する2項に違反します。例え自衛の名目であってもその武力行使によって深刻な被害を受け、また、加害者となるのは国民自身なのであります。ですから国民自らの意志で、こうした海外での他国民の殺傷や施設の破壊をする権限を政府に与えるかどうか、これを自らが決定しなければなりません。それが、憲法制定権が国民にあるということであり、主権が国民に存するという意味であります。
国民からすれば、自らを危険に晒す覚悟があるのか、自らが殺人の加害者の側になる覚悟があるのかと、これを自らが決定する究極の自己決定権の行使であります。それが、憲法制定権を持つ国民が、憲法改正の手続きをとり、集団的自衛権を行使出来る国になる選択をすることに他なりません。
本法案は、その選択の機会を、まさに国民から奪うものであり、国民主権に反し、許されないと考えます。これだけ重要なことを憲法改正手続きも取らずに憲法で縛られて戦争する権限など与えらえていない政府の側で、一方的に憲法の解釈を変更することで可能にしてしまうことなど、出来ようもなく、明確に立憲主義に反すると言わざるを得ません。
政府が憲法上許されるとする根拠が昭和47年の意見書「砂川判決」であります。共に根拠となるという論証が成されていません。47年の意見書の当時から「限定された自衛権は認められていた」というようなことは、元内閣法制局長官であった宮崎礼壹参考人が言うように、白、黒と言いくるめるようなものではありえません。当時の吉國長官答弁及び防衛庁政府見解によって完全に否定されているものであります。
更に、時代が変わったのだから、自衛の措置として限定的な集団的自衛権までは認められるようになったのだ、と解釈することは、時代の変化による必要性が生じたからこれまで認めたくなかった武力行使を、必要性だけで認めてしまうことを意味しています。
法的安定性が根底から覆されるものであります。しかも昨年7月1日、閣議決定では、47年見解の中核部分であるところの、「しかしながら、だからといって平和主義を基本原則とする憲法が、自衛の措置を無制限に認めているとは解されないのであって」という重要な記述をあえて脱落させています。
必要があれば自衛の措置として何でもいいというこの解釈を許してしまうことは、武力の行使と交戦権を否定した憲法9条を無きものとし、政府に戦争の惨禍を起こさせないようにするために憲法で軍事力を統制した立憲主義に真っ向から反しています。この47年意見書は合憲性の根拠には成り得ないものであります。
砂川事件最高判決は、集団的自衛権行使の憲法上の根拠には成り得ません。今これまで指摘されてきたように、砂川判決は、集団的自衛権の可否を扱った判例ではありません。憲法判例が一定の規範的な意味を持つためには、公開の法廷で、当事者の弁論によって争われた争点について判断することが必要であります。
持ち込まれた争点に対して、法律専門家同士が議論を尽くし、裁判所が理性と知性によって、法原理を探った結果だからこそその判決の内容を国民は信用し、一定の規範としての意味を持つに至るのです。全く当事者争点にもせず、専門家によって議論もされていない点について判例としての意味を持たせてしまうと、部外者による恣意的な解釈を認めることになり、裁判所の法原理機関としての正当性を失わせ、裁判所の権威をも失墜させてしまうでしょう。
このように、「当時争点になっていなかったのであるから、集団的自衛権を認める規範としての意味がない」という指摘に対して、それでも合憲の根拠というのであるならば、
一.争点になっていなくても規範としての意味がある。
二.当時争点となっていた。
このいずれかを論証しなければなりません。しかし、どちらの論証も政府側から成されていません。よって、法的にこの砂川事件最高裁判決を、集団的自衛権の根拠に使うことは許されません。最後に申し添えたいことがあります。
そもそも国会議員には、憲法尊重擁護義務がございます。どんな安全保障政策であっても、憲法の枠の中で実現すること、これが国会議員の使命であり責任であります。昨年7月1日の閣議決定が違憲であることがそもそもの問題の原因なのですから、そこにしっかりと立ち戻って憲法上の議論をしなければなりません。
良識の府である参議院の存在意義は衆議院に対する抑止であり、数に力の暴走に歯止めをかけることにあります。参議院の存在意義を示すことが今こそ必要と考えます。国民はここでの議論、そしてこの法案に賛成する議員の事をしっかりと記憶します。
18歳で選挙権を与えられた若者を含めて、選挙権という国民の権利を最大限に行使するでありましょう。昨年7月1日以来、国民は立憲主義、平和主義、民主主義、国民主権の意味をより深く理解し、具体的に行動するようになりました。これはこの国の立憲主義、民主主義、そして国民主権の実現にとって大きな財産になるものと考えます。国民はこれからも「理不尽」に抗い続けるでしょう。
ーーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーーーーー
以上です。国民一人一人が本当に国為に考えるべきなんですが、「よく分からない」というのが国民の大半、若い世代の声なのではと思います。
すごく分かりやすくこれまでの問題やこれからどうするべきなのかを指摘してくださっているこの動画、一見の価値ありです。
終わり。
武士道とは死ぬことと見付けたり。葉隠に読む「修行の極意」とは。
武士道とは、死ぬことと見つけたり。
これは、葉隠という、武士道について書いた本の一節です。筆者はこの本が大好きなんです。
「朝毎に懈怠なく死して置くべし(聞書第11)」とするなど、常に己の生死にかかわらず、正しい決断をせよと武士道の思想を色々な形で説いています。
、江戸時代中期(1716年ごろ)に出された書物。
肥前国佐賀鍋島藩藩士・山本常朝の武士としての心得についての見解を「武士道」という用語で説明した言葉を田代陣基(つらもと)が筆録した記録である。全11巻。
Wikipediaより
この葉隠の中で、「修行について」という項目があり、それは現代の私たちが何か物事を学んでいく中でも大切なことが書いてあったので紹介したいと思います。
未完のまま終わるのが修行。
修行の初期の段階を葉隠ではこう記しています。
ものにならず、自分でも下手と思い、人を下手と思う。まだ用に立たない。
物事を体得しようとした時に、最初はみんなここからのスタートです。
もう話にならない。そういうレベル。初心者と言ったところでしょうか。
さて、少しレベルが上がってくると次の段階になります。
まだ用には立たないが、自分の下手さも他人の不十分さも分かるようになる。
少しレベルが上がってくると、「どこが下手だ」というのが自分に対しても、他人に対しても見えるようになってきます。
そこから自分のレベルを上げるよう努力していくと中上級者くらいのレベルになっていきます。それが次です。
中上級者は他人の不十分さを嘆く
すべてを会得して、自慢もできるし、人が褒めるのを喜び、他人の不十分さを嘆く。
これが葉隠では「上の段」と言われる修行のレベルです。その物事についてすべてを会得した段階です。
この段階では用に立つほどの腕がある状態です。だから人に喜んでもらえるようなレベルなのでしょう。
その褒めてもらえるのを喜び、一方で他人の不十分さを嘆く。
この「嘆く」のが無くなってくると「上の上」というレベルになります。
知らん顔をしている。人も上手だと見ることが出来る。大体の者がここまで。
他人の「欠点」ではなくて、「長所」を見ることが出来るようになってきます。嘆いたり指摘することなしに、知らん顔していることが特徴です。
そしてこの上の段階が最高位の段階であり、私たちが物事を成し遂げたり、会得するのに目指すべきところです。
人に勝つ道知らず、我に勝つ道知り得たり。
言うに言えない境地が広がっている。
その道は、深く入れば入るほど、ついに果てしもない無限の道だとわかって、これでよしと思うこともなくなる。
自分の不十分さがよくわかっていて、一生、これで完成したという思いもなくなり、
自慢心も起こさず、卑下する心もなく、進んで行く道。
”人に勝つ道知らず、我に勝つ道知り得たり。”
そして葉隠ではこう締めています。
今日は昨日より上手になり
明日は今日より上手になると言うようにして 一生、日々仕上げることが道であり
これは果てもない世界である。
1日1歩。その大切さは、過去も現在も変わらないということなんですね。
葉隠について詳しく見たい方はこちら。
Atomの使い方〜Mac編〜その1、MarkdownからHTMLへ。便利すぎるエディタの使い方。
画像はこちらから引用しました。
atom.io
ブログを書くのに効率化を図っていたんですけど、この「書く」こと自体を効率化させようとした時に、「Markdownで書く」というのが私に合っている、一番早い方法だなと思いだしたんです。
昔は(といってもブログ歴は本当に浅いです)Marseditで書いていたのですが、試用期間しか使っていないし、なんだか4000円もあれに払うのはってケチくさいことを思っていました。
そんな時に出会ったのが今回紹介するMarkdownエディタの「Atom」です。これは本当に優秀でした。
はてなブログのエディタでMarkdownしてみるものの。
最初は調子良く書いていたんですけど、色々と弊害が起こってきたんです。例えば「途中でHTML記法に変えられない」ということもひとつ。
こうなると望みは「Markdownで書いて、それをHTMLに自動変換してくれるようなエディタを探す」ということになります。
無料のエディタを漁ってみた結果
無料のエディタについては色々な所で色々と紹介されていたのでさほど苦労せずに見つけて、実際にダウンロード、執筆といったところまでやってみました。
その中でもやはり「Atom」は筆者にピッタリでした。
さあAtomをダウンロードだ!その方法は?
Atomには公式ページがありますのでそこからダウンロードをしていきます。
ダウンロードをしたらDownloadフォルダにアプリケーションがあるかと思いますので立ち上げてみましょう。
Atomの使い方。まずは日本語化!
日本語化についてはこちらの方が作成してくださったものをインストールしていきます。
やり方です。
-
Atomを立ち上げる。
-
左上のメニューバーから「Atom」→「preferences」を開く。
-
Installをクリック
-
「japanese-menu」と入力、ダウンロードをする。
-
ダウンロードが終わると見事日本語化されている!
いやあ、作成してくださった方、本当に感謝です。そのお陰でこうして快適にブログの執筆を行えているわけですからね。
そしてこのAtomの記事がある雑誌はこちら。詳しく知りたい方におすすめです。
Atomは途中でHTMLを入れても大丈夫!
この記事はもちろんAtomで執筆を行っているのですが、この通り、上のAmazonのリンクをHTMLのまま挟んでもしっかりとプレビュー表示されるんです。すごい!
ちなみにプレビューは「Shift + control + M」で見ることができます。新しい仕様になって標準装備されたようです。嬉しいですね。
HTMLとして出力するには。
はてなブログへと移す場合、HTMLに変換して移しています。その場合は、「プレビュー画面で右クリックをします」。
すると「Save as HTML」という項目がありますのでこちらを選択。するとHTMLのコードがプレビュー画面に表示されます。
上の方のコードは使用せず、本文にまつわる所のみを抜粋しましょう。
日々アップデートされるAtom
まだまだ発展途上のエディタなのか、日々アップデートされているようです。
このオシャレな感じに機能満載なAtom。今の所言うこと無しです。
ただ、まだまだ手探りで使っています。便利な使い方をご存知の方、ご教授願います〜。
終わり。