サーモンのおすし

日々の雑記や、ブログを運営していく中で気づいた事を記載していきます。

五輪エンブレムとかもうどうでも良いから、そろそろ本気で中身を考えていかないと。

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つい先日まで、こんな話題が世間を賑わせてましたね。

 

www.asagei.com

 

東京五輪エンブレム盗作疑惑の佐野研二郎さん デザインに疑惑続々 - cureco beta

 

そうです、東京五輪のエンブレムの問題です。

ここにはたくさんの権利とか利益とかが絡んでるんだろうなあなんて思いながら見ていたのですが、ふと、「あれ、これって誰の為の五輪なんだっけ」って思ったら自分たちの五輪じゃないか!と思ったので、そろそろ応援者も出場者も運営者も、ハード面ではなくてソフト面を考えていきましょうよと言いたいと思う次第です。

 

1.五輪というビジネスについて

u-note.me

五輪は、この通りその国に経済効果をもたらします。今回の東京五輪ではこのページで述べられているように4.2兆円もの効果があるそうです。

中身を見るとホテル業であったり物販であったり、インフラ系であったり。

でもよくよく考えてみると、競技するのも、それを見て感動したりするのも、私たち人間です。じゃあこの人間ということにフォーカスした場合に現状私たちがしていかなければならないことってなんだろうというと、以前武井壮さんがそれについて言及していたので引用させてもらいます。

 

2.アスリートは競技能力だけでなく、人間としてファンをつけよう。

 

国立競技場問題にさまざまなアスリートや有識者が『アスリートが使い易い競技場を』とか『記録が出る競技場を』とか『人が集まるような競技場を』なんて話しているけど、どれも競技者側の意見でしかない、問題はそこじゃない、できた競技場に五輪以後も何人を集客できるかが解決の道だと思う。。

一年に一度しかない陸上の日本選手権、男女合わせて50種目以上にオリンピックメダリストも含むトップ選手達が全員参加して行う最大のイベント。。だけどその会場が満席になるところを1度も見たことはないし、観客のほとんどが競技OBや関係者、家族ばかりで一般のファンはほとんど見られない。。
他のアマチュアスポーツもそうだと思う。。

 

 

筆者も陸上競技に10年間取り組んできたが、全国大会や国際大会であっても満席の競技場というのはついに一度もみることもなく競技を終えた。そして、アイドルやタレントはたった一人であろうとも何万人もの観客を数日間という日程で動員する。それくらい「ファン」の付き方が違うのです。

 

各種目トップ10人が50種目分いたとして500人の選手が1人100人の観客を集められれば5万人のスタンドは満席になる。。アイドルは5人で東京ドームを満席にするライブをしてさらにチケットが買えない人もいる。。同じ話ではないが、1人の選手が100人を呼ぶ努力すらできていない現状だ。。

しかも一年に一度のイベントなら3日に1人チケットを買ってもらえばいい話、売れない芸人でも一年に一度のワンマンに100人を呼ぶことくらいはできる。。日本のトップ選手がよってたかってそれすらもできていないのがアマチュアスポーツの現状。。連盟や協会のせいにして放置した結果が今なんだ。。

 筆者も「陸上はマイナーなスポーツだ」という先入観のもとで競技をしてきました。そしてこれがただ単に協会のせいにしてきた、責任転嫁していただけだったんだとこの武井壮さんの発言によって気付かされました。

 

3.スポーツを続けたいなら、可能性は大いにある。けれど、それは自分で掴んでいくしかない。

 

スポーツ選手は0.01秒を削るため、技術を磨くため、身体を鍛えるために全ての力を注ぐべき、そういう人もいるだろう。。でも今の日本は絶対にそうではいけない。。1300億で造ると言う競技場を2500億かかるなんてどんぶり勘定する大人達に任せて未来のスポーツ会場を1000人しか入らない不良債権ににするのか。。
それともSNSやネットで簡単に情報発信できるこの時代を活かして選手や関係者ひとりひとりが10人でも20人でも観客を増やそうと努力をして、満場の観客の大歓声に囲まれる夢のような舞台で目指したゴールテープを切るのか。。今、アスリート達がその帰路に立っていると思う。。

スポーツはアマもプロもメジャーもマイナーもその全てが目の前で観れば感動できる素晴らしいエンターテイメントだ。。でもどんな素晴らしいものも人が観てなきゃその価値は高まらない。。全国のアスリートのみんな、東京五輪までの五年間で夢の舞台を作ろう、五輪の後も全ての会場を満席にしようぜ。。

 現代はネット環境が本当に充実しており、個人単位で動け、稼げる時代になりました。スポーツを続けたいという人は若くから準備をし、備えていく必要があるのだなと思うばかりです。トップを取って、スポンサーをつけてというような従来の方法も「先入観」でしか無いのかもしれません。

 

4.私たちの日本、私たちの五輪。

 

顔も見たことのない大人の政治に任せるだけじゃない、アスリートが最前線に立って輝けるスポーツ界を、東京オリンピックという世界最高の舞台をきっかけにしてオレ達で作れると本気で思うんだよ。。
戦後日本のスポーツの歴史は素晴らしい、けれど新しい時代をオレ達世代で造らなきゃいけない。。

 

 一人ひとりが本当に考えれば良い五輪は創れるはずなんですよね。そこに利権などが絡んでくるからおかしなことになる。結局はそういったものに固執する大人が本当に心から、この五輪を良いものにしたいというアスリートやその他の人の思いを汲み取らずに、我が道を行ってしまう。そういう歴史にしてきてしまった一人ひとりの責任というのもあるのかもしれませんが、日本人は日本人らしく、「誠」を貫いてこの五輪を大成功させて欲しいです。何かしらの形で手伝えたらとも思いますしね、そういう重要な会議に参加出来ないなら出来ないなりに。

誰も見向きもしなかった以前のオレが芸能界に挑戦して3年、スポーツを活かして多くの支えを頂いている、日本一にしかなれなかったオレができたんだ。。世界に誇るトップアスリートにできねえわけがねえだろう。。アスリートの力を世界に誇るものにアスリート自身が育てる時代だって信じて進もうぜ。。

どの競技も笑顔の観客で満席になるそんな輝かしいスポーツ界を作ればいい。。競技場にいくらかかろうが『オレ達に任せて下さい!元取りますから!』と言える『スポーツになら投資してもいい!』と政治判断されるような、最高の文化を待つだけ、してもらうだけじゃなく自分達の手で作ろうぜ。。

そんな思いを、自分が日本一の座を手にした旧国立競技場の解体跡地の空撮を見るたび抱いてる。。ちっぽけだったあの頃の自分と今の自分を比べてまだまだこっからだって燃えている。。五年後の自分がそんなスポーツ界を引っ張るようなスターになれるよう成長したいしアスリートみんなと進みたいなあ。。

 

五輪まであと5年。女子バスケがリオ五輪を決めるなど、嬉しい話題もちらほら。私がどう貢献出来るかわからないし、出来ないかもしれません。けれど、なんだかエンブレム問題を見ていて、「それで騒ぐのではなくて、もっと大事なことがあるでしょう」と思ったので綴ってみました。

競技場、エンブレム。外がしっかりしていても中身がボロボロだったら運営がガタガタになり、結局批評が相次いでしまうかと。そもそも、五輪のエンブレムって、他の五輪のモノを憶えていたという試しがないです。

であるならば更にソフト面の充実をこれから5年かけて図っていくべきだろうと感じるのです。

子供の頃は「オリンピック」って、何かこう、桃源郷のような響きで私の胸をときめかせてくれました。その五輪が競技場だのエンブレムなどで騒がれているなんて。

あと5年、されど5年。「やってよかった」と思える五輪を、国民全体で創り上げていきたいものです。

 

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